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マネジメント6 魅了するプレゼンme-we-now話法

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MeWeNow話法(SelfUsNow話法)
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魅了するプレゼンme-we-now話法

たくさん人に入る前で堂々として、聴いている人たちが見入るような話をしたいですよね。
いきなり上手な話し方というのはできないと思いますが、ここではその話法を取り上げて話をしていきたいと思います。

オバマさんも大統領選挙の際に使用していた話し方で、実際に大衆の前に立って演説している方の中には自然にこれらをやっている人もいます。
me-we-now話法(self-us-now話法)だけでなく、その他の大衆を魅了し説得する話し方と環境づくりも後半で説明していきたいと思います。

社会人として以下のような方にオススメです。

・会社の社長なのに人前で話すのは苦手な人
・たくさんの重役の前でプレゼンテーションをする人
・営業で製品をアピールしたい人
・強力なリーダーシップをとりたいチームリーダー
など

me-we-now話法

人を魅了し説得するme-we-now話法があります。
これはself-us-now話法とも呼ばれて好印象や相手を説得・興味を持ってもらう時の話法になります。

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me:自分の事、生い立ちや弱み

自分自身のことを話し親近感を持ってもらう
表面的な話ではなく、プライベートな話をしてweとnowにつながる内容にしましょう。

相手の知らないプライベートを伝えることで、聴いている人は「他人」というカテゴリを外して「友人」に近い存在として思ってしまいます。
特に、プライベートを重視している人は「私なら他人に話さないのに」というような内容を聞いてしまうと、そのように感じてしまう傾向が強いです。

プライベートな話をしてweとnowにつながる内容にする

we:相手と自分の共通点、同じ視点の内容

共通点、同じ視点の内容を話し共感を持ってもらう
話したい内容を一方的に話すのではなく、聴いている相手も考えさせるようにしましょう。

ここでの内容が重要です。
次のnowにつながる相手と自分の共通の問題点等にして訴える内容にします。
みんなに対して共感する内容を与えないと自分のこととして考えてもらえませんので注意しましょう。

聴いている相手も同じ考えを持たせる内容にする

now:伝えたい事、訴えたい事

聴いている人は伝える内容・訴え内容を知る必要があると思わせる
共感してもらった後に、今しなければならないことすべきことを伝えていきます。

同じような内容を何回か話す機会がある場合、伝えたいこと・訴えたいことの方向性は変えれません。
伝えたいこと・訴えたいことの方向性が変わる場合には、それについて話さないようにしましょう。

weでの問題点に対し今、または今からしなければならないことを内容にする

使い方の例(me-we-now話法)

me-we-now話法(self-us-now話法)を使用した場合

me-we-now話法(self-us-now話法)だと次のようになります。

※会社の重役たちの前でのプレゼンテーション
企画者「私は、入社前からこの分野でシェアNo1だった弊社のZZZ製品を使っていました。」
企画者「当時のZZZ製品の魅力があったからこそ、今の私はここにいます。」
企画者「弊社はこの分野は得意分野でしたが、5年ほど前からシェアNo1から転落し売り上げが右肩下がりに落ちています。」
企画者「技術や能力は十分あるのはご存知の通りです。少し予算を回してもらうだけでいいんです。」
企画者「ほんの少しの努力で、あの頃を取り戻せるのです。もう一度、あの頃の成功を取り戻しましょう!!」
企画者「今こそXXXの製品開発を行なっていかなければ、この分野では立ち直れません!!」

ここで今の話し方を砕いて説明します。
me:自分の事、生い立ちや弱み
→「当時のZZZ製品の魅力があったからこそ、今の私はここにいます。」
ここでは「ZZZ製品の魅力」→「今の私」につながる内容になります。
具体的に事例等を挙げてよりプライベートの内容が親近感を抱きます。

we:相手と自分の共通点、同じ視点の内容
→「技術や能力は十分あるのはご存知の通りです。少し予算を回してもらうだけでいいんです。」
ここでは「技術や能力は十分ある」「予算を組んでいないだけ」と重役が承知している内容を話すことが前提になります。

→「ほんの少しの努力で、あの頃を取り戻せるのです」
ここでは重役たちが持ったであろう成功体験を考えさせる内容になります。

now:伝えたい事、訴えたい事
→「今こそXXXの製品開発を行なっていかなければ、この分野では立ち直れません!!」
最後に言いたい内容を言います。
「XXXの製品開発」が言いたかった内容になります。

me-we-nowの手順で話すことで親近感と共感を持ってもらえ、聴き手に話が伝わる

メリットとデメリット

簡単にメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

・聴いている人は自分自身のことのように考えてくれる
・聴いている人は親近感を持つ

デメリット

・事前に共感する内容を把握しなければならない
・話し方がぎこちなくなってはいけない(練習が必要)
・伝えることの方向性を変えることができない

me-we-now話法だけでなく、次に説明する内容についてこちらも具体的に説明している本になります。
よければ参考にしてみてください。
ヒトラーの大衆扇動術

その他の大衆を魅了し説得する話し方と環境づくり

歴史の中で大衆を魅了し説得する話し方が上手で人心掌握術を使った最悪の独裁者がいます。
ご存知の通り「ヒトラー」です。良い方に使えば素晴らしいことでしたが、最悪な方に使ってしまいました。

ドイツの方々はどうして当時ヒトラーに賛同していってしまったのでしょうか?
大衆を魅了し説得する話し方と行動として説明していきたいと思います。

これから説明する内容は先ほどのme-we-now話法と重なる部分が少なからずあります。
また、使い方・使い道を間違えないように気をつけてください。

話し方

これから話す話し方をすることで、説得力を増します。
聴く相手に考えを強く定着させ、「その考えもありなのでは?」と思わせることができます。

・シンプルなフレーズを何回も使う
シンプルなフレーズは耳に残りやすいです。
特に説得する内容のキャッチコピーとも呼べるものがベストです。
何度も使用する事で、聴いてる人からは「話し手の外せない内容」がしっかり伝わります。

・間をうまく使う
あとで話す「環境づくり」の中の「特別な空間、盛大なものと思わせる」こととも関連します。
話し始める時に聴く人たちがざわついていたら、静まり返るまでじっと待つことや、場面が変わる・話の核心をつく前に間を開けて特別感を演出します。
話す人が目の前にいるのに「じっと黙る」という不自然な状態が、聴く人の「なんだろう」と考えを持たせます。

・共通の敵、問題点を提示、それに対して怒りを表現し共感を得る
人の感情は反発に対して強くなる傾向があります。
そのため、何か強い不満を持っている人に対してはその不満を示すことで共感してもらえます。
さらにその不満に対して「怒り」を人前で表現することは、不満を持っている人にしてみれば代弁者が現れたといっても過言ではありません。
そうなれば、その時点で不満を持っている人のリーダーになれます。

・オーバーリアクションする
「怒り」と同じように、感情を出しているように見せるのが重要になります。
そのため、身振り手振りを使いオーバーリアクションと思われるぐらいにします。

・演技練習やリハーサルを怠らない
これを行う事で、不安をなくすというのが一番強いかもしれません。
次に自分自身が自分の言葉ではなく役になりきった言葉で話している演技と言い聞かせることができるからです。
さらに不安がなければ、感情表現や身振り手振りなどもコントロールできるため聴いている人の状況に対応することが可能になります。

・全員の共感を得られなかったとしても、押し通す
「この人は、こんな事でここまで怒っているんだ。」と当初思っている人でも、「この事は重要であり、その考えを持たないといけない。」に変わっていきます。

・プライドを持ち上げる
誰しもプライドが少なからずあります。
プライドが傷ついた人たちにはプライドを持ち上げることで、味方に引き入れることができます。
そうでない人に対しても、その人のプライドを傷つけるようなことを絶対に言ってはいけません。

環境づくり

人を説得する環境作りもとても重要になります。
個人ではできないことも、集団ならその状況を作り出す事により説得力を増します。

・人の判断の鈍くなる時間帯
聴いている人たちの考え方を変えさせる方法として、その人たちの判断が鈍る時間帯で話をします。
人の意志力には限りがあると言われています。使えば消耗し、寝れば回復します。
そのため、一般の人たちは午後以降の時間帯は意志力がある程度消耗しています。
その人たちが持っている譲れない部分や判断する部分が鈍くなります。

・サクラを使う
聴く熱狂的な集団が周りにいれば、話す人も話しやすいです。
そうでない人たちも熱狂的な集団が周りにいれば「なぜそんなに熱狂的なの?」と興味を持ってしまいます。
そうでない人たちも聞き耳を立てて聴き始めます。

・特別な空間、盛大なものと思わせる
ライブやコンサートなど1つのものに向けられる熱には伝染性があります。
考え方が違う人でもその集団に内に入ってしまえば、集団催眠のように考えも圧倒されてしまいます。
ライブやコンサートのような照明など演出も場合によっては必要です。

・服装などで連帯感を高める
例えば、ライブの帰りにライブ会場からかなり離れた場所で、そのライブグッズを持っている人を見かけたとします。
全くの他人ですが、多少なりとも親近感を抱くと思います。
同様に他にも特別な仕草やサインを使用しても、そのように感じます。

私は説明をしてますが、これらをできません。
やはり日々の努力、読心術がとても重要だと思います。
人と接することなのでマニュアル通りにすれば全て上手くいくということはないと思います。

色々試してみて自分にあった方法に変更して使ってみてください。

me-we-now話法を含め大衆を魅了し説得する話し方と環境づくりを話しました。
以下は具体的にこれらを説明している本になります。よければ参考にしてみてください。

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