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マネジメント3 企業における収益のパターン

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企業における収益のパターン
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企業における収益のパターン

考えれば当たり前の事ですが、意外とわからない企業における収益のパターンについて簡単に噛み砕いてそれについて説明します。
製品開発や製品のモデルチェンジの方向性を示す上でとても重要です。

収益にするには

収益を出すということは支出(使用する金額)と収入(獲得する金額)で収入(獲得する金額)の割合が多いということです。
現時点からの相対的な比較で考えていきます。

収入と支出の関連
(収入/支出)>0
であれば、企業として利益を出していることになり、企業としての存続価値があります。

一般的な企業は利益を出していかないと存続価値がなくなる

下は企業利益を考える上でためになる本になります。
なぜ良い戦略が利益に結びつかないのか―――高収益企業になるための5つの実践法

企業における収益のパターン

収益として5パターンがあります。
それぞれ企業の状態や方向性によっても変化していきます。

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・収入が増えて(Up)、支出が減る(Down)

収入UP支出Down

もっとも目指したいパターンです。
的確な戦略や方策と社員のモチベーションが高くないと、なかなかできるものではありません。
このパターンを維持するのはとても難しいですが、効率よく利益が最大限になるのもこれと言えます。
JALの再建などはこのパターンですが、さすが稲盛和夫という気がします。

・収入が増えて(Up)、支出は変わらない(Stay)

収入UP支出Stay

企業の存続という意味では、一番リスクと労力が伴わないパターンになります。
変動費(可変費用)が少ないサービス業の企業などに多い傾向があります。

・収入が大きく増えて(VeryUp)、支出も増える(Up)

収入veryUp支出Down

多くの企業の起業直後や多くのベンチャー企業などはこのパターンです。
支出を多くすることで企業の成長を促進するパターンになります。
急成長するのはほとんどがこのパターンで、成功すれば短期間でより多くの収益が見込めます。

・収入が変わらずに(Stay)、支出が減る

収入Stay支出Down

日本の多く製造業、日本の工場のではこのような部分はあります。
特にリーン生産方式やトヨタ生産方式を取り入れている工場では、段階的に効率化をはかり支出を抑えていきます。
支出の減った分、収入にするのではなく顧客に対して還元し次の受注につなげる場合はこちらになります。
そして、受注量を多くなれば「収入が増えて、支出が減る」という理想になるためこれを行っています。

・収入が減り(Down)、支出は大きく減る(VeryDown)

収入Down支出veryDown

業績不良に陥った企業の業績不良事業の売却などは、このパターンになります。
(場合により収益は増えますが、企業の資産としては減ります。) 
このパターンは一時的であれば有効です。
これが続くようであれば企業としては縮小傾向にあり何らかの対策を施さないと存続が危ぶまれます。
支出を大きく減らすのには限界があるからです。

今行っている収益の獲得方向を間違えてしまうと、黒字を目指しているのにいつの間にか赤字になっているということも考えられます。
その辺を踏まえて方向性を合わせて仕事をしていきましょう。

一般的な企業は利益を出していかないと存続価値がなくなる

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